
2017/4/某日訪問
長篠城には何度か訪問していたが、長篠城を包囲した5つの砦は未訪問だった。今回の訪問時は医王寺の勝頼の陣や、鳶ヶ巣山方面の5つの砦も見学した。
先人たちの記録では砦の東側集落の廃屋脇から登るとあったので、それを頼りに行ってみた。この時ももちろん駅から徒歩なのだが、長篠城駅→長篠城→大通寺陣→医王寺陣→天神山陣→長篠城近くの飲食店で昼食→君が臥床砦という順番で回っていた。
県道69号線の「やけばし」を渡る。
橋を渡ってまっすぐと右への分岐は右へ。
まっすぐと左の分岐は左。左の道はゆるやかな上り。
道なりに進む。
いくつか分岐があるのだが肝心な写真を撮っておらず。
ともあれ写真の廃屋にたどり着ければ砦は近い。
廃屋辺りは道がついていた。廃屋に侵入する必要ななし。
最初は竹林。
道を進んでいくと左にスギの植林エリアが登場。砦の辺りが明るいのが気になった。
スギの植林エリアの端に上へと続く道がついていたのでそこを登る。
で、登りきると目の前には意外な光景。
ものすごく視界が広い。事前情報だと山林となっており、こんなに伐採されているイメージはなかった。気になる明るさの正体は整備された山頂だったのだ。
狐につままれた感があるが、ひとまずあるらしい石碑を探す。もしかしたら違う山に来てしまったのではないか、とこの時は思っていた。
右を見ると石碑や案内板っぽいのが見えた。
石碑の文字は読みづらかったので後回しにしたら写真の標示を発見。この山は浅間山というらしい。それと「君が臥床」の文字。ここが君が臥床砦で間違いないらしい。山を間違えていなかったので一安心。
後回しにした石碑。現地ではなんとなく読めたが、写真だと加工しないと読めないな。読めないけど「君か臥床和田兵部陣地」と書いてあるらしい。
石碑周辺の写真。先陣の記録ではこの辺りの写真があるのだけど、こんなにすっきりしていない。もっと木や草が多かった。
ここが君が臥床砦と分かったので見学開始。
木の上にかかった階段。遺構ではない。遊具だろう。
北への下る道。北から登ってこれるようだ。
段曲輪と土塁のように見えるが、ここまで整備されていると遺構なのかどうか素人の私には判断できない。
石碑などがある平場の南端。
何段か下って振り返ると石積みが。遺構かどうかはやはり私には判断できない。整備前の山林に埋もれた状態で見たとしたら遺構だと判断しただろう。
ここは小川区民広場というらしい。この注意書きによれば2015年4月に作られた広場らしい。
ひとまず眺望は素晴らしいが、長篠城は見えない。南側の山林を切り開けば見えるかな。
南側の山林の中には土塁らしき盛り土が。
さらに南に進むと登山道。このまま進めば下山できそうだ。広場は一通り見たのでこのまま下ることにした。
登山道には石仏が点在しており、番号もついていた。石仏巡りのルートにもなっているようだ。
途中砂防ダムを渡る箇所がある。狭いので濡れている場合は気を付けた方がよさそうだった。
下りたら県道69号線に出た。
徒歩で訪問するなら東側の廃屋を目指すよりこの登山道から登ったほうが近い。
遺構としてはわざわざ見に来るほどでもないのだが、眺望はよいのでハイキングするなら最適な場所だろう。
君が臥床砦 (君ヶ伏床砦) 座標
君が臥床砦 (君ヶ伏床砦) 廃屋側入り口座標
君が臥床砦 (君ヶ伏床砦) 県道69号線側入り口座標