![赤木城へ公共交通機関(鉄道,バス)と徒歩で訪問する方法 [通り峠経由]](http://ca.stle.info/wp-content/uploads/2019/02/CIMG0585.jpg)
2015/5/某日
赤木城の訪問記録はネット上に多いので、ここでは公共交通機関と徒歩による赤木城へのアクセス方法を記す。以前にも訪問しているのが、最初の訪問時点でしんどかったので残りの生涯で再訪しない、と誓った。しかし、続日本100名城に選定されてしまったので再訪せざるを得なくなった。スタンプを押せる紀和町鉱山資料館と赤木城では距離があるので、資料館でスタンプだけ、とも考えたのだが、せっかくあんな奥地まで行くのだから赤木城再訪したほうが心残りがなかろう、ということでスタンプだけでなく城跡も再訪問することにした。
アクセス方法はいくつかあるが、自動車(レンタカー含む)以外でのアクセス、公共交通機関利用でのアクセスを記す。
- 1. 熊野市駅からバスで千枚田・通り峠入口バス停へ行き、バス停から徒歩(スタンプ押さない)
- 2. 阿田和駅からバスで紀和鉱山資料館まで行き、資料館から徒歩(スタンプ押す)
いずれも徒歩と記したが、2番目の紀和町鉱山資料館からはレンタサイクルでも行ける。当日まで知らなかったが、資料館近くの道の駅でレンタサイクルをやっているのを知らなかったのだ。徒歩で赤木城に向かっているときにレンタサイクルを乗っている人を見かけて OMG となったのである。坂道はあるのだが、電動アシスト付き自転車のようなので、徒歩よりは疲れないかもしれない。
この記事では “1.” のルートを記す。”2.” は別記事にする。
1. 熊野市駅からバスで丸山千枚田・通り峠入口バス停へ行き、バス停から徒歩(スタンプ押さない)
熊野市駅前バス停 11:25 → 千枚田・通り峠入り口バス停 12:00 → 徒歩 → 赤木城跡 → 千枚田・通り峠入り口 16:59 → 熊野市駅前バス停 17:34
大雑把に書くと上記の行程になる。復路は余裕を持たせての設定。16:59 の前の便は 14:59 だが、12:00 徒歩開始で赤木城見学して 14:59 にバス停に戻ってくるというのは結構きつ目のスケジュール。千枚田・東リ峠入り口バス停からは基本登りなので水平移動よりは時間がかかる。私の場合は通り峠の千枚田展望台に寄り道したので片道2時間弱かかった。
このルートで訪問した 2015 年の経路を写真付きでおさらい。当時と時刻表の時刻は異なるのだが、この記事では現在の時刻表の時刻を表記する。
前日夜に仕事帰りに松阪まで移動して宿泊。翌朝松阪から特急南紀に乗り、熊野市駅まで移動した。名古屋始発の特急なので名古屋宿泊でもよかったが、起床時間が早まるので睡眠時間を少しでも稼ぎたかったので前日のうちに松阪まで移動していた。
松阪駅 9:16 発、熊野市駅 11:13 着。名古屋発は 8:05 なので1時間くらい朝に余裕ができた。
駅舎を出て道路を渡って駅前のバス停へ。
写真を撮り損ねたが、おみやげ屋の前のバス停である。熊野市駅からの最初のバスは 11:25 発なので、熊野市周辺に宿泊しても同じ便に乗ることになるだろう。なお、熊野市駅にはコインロッカーがない。荷物を預けたい場合は、駅前の観光協会で預かってくれたが、現在でも預かってくれるかはわからない。また、観光協会は 18:00 までの営業なので、バスが遅延すると預けた荷物が受け取れない場合がある。というか、この日復路のバスが遅延して荷物が受け取れない可能性があった。18:00 前ギリギリで駅前に着いてなんとかなったが、バスを待っている間、乗っている間ハラハラした。
バス停北側の道を進むと通り峠への案内標示がある。徒歩の場合舗装路を歩いていくという方法もあるのだが、通り峠には千枚田の展望施設があるらしいので、寄り道していくことにした。時間的に昼飯時だったこともあり、千枚田を眺めながら昼食にしようとも思っていた。
標示のあるほうへ進む。枯れ葉が積もっているがまだ舗装路である。
ちょっと進むと山道の入口が見える。通り峠への入口だ。舗装路とは暫くお別れ。
まるで熊野古道の石畳のようだ、と思ったのだが、後で調べてみるとこの近くを熊野古道が通っているらしい。5月でそれなりの気温だったので汗だくになりながら山道を進む。
暫く進むとなんかの釜みたいな感じになっているお地蔵さん登場。この辺りが通り峠である。
ここから下りと展望施設への分岐となっている。展望施設へ向かう。
階段になっていてきつかった思い出。
そして展望施設からの丸山千枚田どーん。絶景である。
車道にも展望スペースがあり、車で来ている人はそこから棚田を楽しむこともできる。復路に車道からの展望も確認したのだが、通り峠の上にある展望施設のほうがよかった。徒歩で登る価値はある。
展望施設で松阪で買っておいた弁当を平らげて車道へ下りた。
あとはひたすら車道を歩いて赤木城を目指す。分岐はあるが殆ど一本道である。
千枚田エリアに寄り道しようかな、と思って案内板のあるところまで来たのだが、先を急ぐことにした。
変わり映えしない風景の中黙々と歩く。たまに民家があり、なぜこんなところに住んでいるのだろう。先祖代々だろうか、などと思ったりもしつつ歩いた。
そして前と左への分岐。ここを左に向かうと田平子峠があり、田平子峠刑場跡もある。復路でもよいかと思ったが、先に刑場跡を見学することにした。
分岐からそこそこ歩くと田平子峠到着。向かって左側の盛り上がりが刑場跡。石碑がある。手を合わせて峠の石碑を確認してから赤木城へ向かう。
峠からは下ることになる。直線なら近いのだが蛇行しているので結構時間がかかる。
下りきったあたりで田畑や民家などが現れる。
道なりに進み、左側を向くと赤木城南曲輪である。もうちょっと道なりに歩けば大手方面に出られるが、南曲輪からでも見学可能である。
城跡の記事は書かないので、この記事はこれでおしまい。
千枚田・通り峠入り口バス停(熊野市駅から来た場合)
通り峠登山道入り口
通り峠登山道出口
田平子峠
赤木城跡南曲輪