
2019/05/某日訪問
その日は宿泊地である宮崎から列車に揺られて志布志へ。宮崎始発で志布志まで行くには6時台の次は9時台で、その間の列車では志布志までたどり着かない。本数が少ないのだ。志布志か志布志に近い宿泊地にする案も検討したが、その日に限って悪天候だと痛恨である。数日宮崎周辺に滞在して、天気の良い日に志布志に行くことにした。数日あればましな天気の日もあるだろう、と思ったのだ。結果的に志布志周辺で宿泊しても問題ないくらい好天が続いた。
で、宮崎を出て、途中油津で乗り換えて昼ぐらいに志布志に到着。
志布志城の続日本100名城のスタンプ押したり、志布志城内城、松尾城、高城遠景、新城遠景などを見学したり眺めたりしたあとに安楽城へ徒歩で移動。日没までにまだ時間があった。志布志城内城は素晴らしかったが、私がわざわざレポートすることはなかろう、ということで記事にはしないと思う。
安楽城入口へは志布志城新城跡である志布志中学校校門付近から35分くらいかかった。
安楽城入口手前の土塁っぽく見える地形。
道路を通すために削られた結果土塁っぽくなったようだが、後から調べたところ、この左脇からも安楽城へは行けるようである。
安楽城入口遠景。
安楽城説明版。
安楽城入口。
入り口の時点で藪。正直突入したくなかったが、わざわざ志布志まで来ており、生涯二度と来ないかもしれない、という思いが藪への突入を覚悟させた。
藪突破中は写真を撮っていないが、頭上に木々の枝があるあたりまでくると足元の藪はなくなる。
ただし、倒れた竹林が行く手を阻む。これも西日本豪雨の影響だろうか。
正面に堀が口を開いて待っているのだが、竹が邪魔で写真だとわからない。歩きづらいだろうからこの堀には突入していない。
南側の地形。遺構かどうか不明。遺構なら切岸と曲輪だろう。
西に進むと西南に土塁と通路。
土塁アップ。
通路は下っているのだが、竹の密度がすごいので突入せず。安楽城は基本こんな感じ。
西の端から下方をのぞき込む。端に近寄りすぎると落ちるかもしれないのであまり近寄らず。平場っぽく見えるが自然地形かもしれない。
北へと続く西側の通路。左前方に土塁が見える。
左前方の土塁。櫓台っぽさもある。
通路先端。藪になっていて道は途切れる。
道が途切れたところ、東側を見ると虎口になっている。
虎口を上って振り返ったところ。
虎口を上って北側を見たところ。藪。突入はしない。
東側は低めの土塁。
この土塁は崖のほうが崩落しており、オーバーハングしている。土塁に上るのが好きな人も多いと思うが、ここは危険なのであまり上らないほうがよいだろう。
南に進むと堀切。それなりの高さ。
堀切を下りて見上げたところ。
堀切を東側から見たところ。
オーバーハングしている個所を堀切の東側から。落ちても死なないだろうけどケガはしそう。
藪と倒竹で歩きづらいので、歩ける範囲歩いたら撤収。
入り口付近に戻って遠景撮影。ぱっと見高低差を感じないが、中に入るとそれなりにある。
入り口の藪を払ってくれるだけでも見学者増えそうなんだけどなぁ。残念である。
安楽城位置
安楽城入口位置
余談。
安楽城から徒歩で志布志駅に戻ったのだが、google map のルート検索での最短距離だとアップダウンの道歩かされる感じだったので、アップダウン少なそうな道を選んだら国鉄志布志線の廃線跡だった。やけに道がまっすぐだな、と思ったらそういうことかと現地で一人合点がいったのを覚えている。