
2018/05/某日訪問
この年の GW は彦根に連泊して近江の城巡りをしており、近江鉄道多賀大社線乗りつぶしも兼ねて敏満寺城へ。
敏満寺はかつての中世寺院で、佐々木氏、京極氏との対立関係の中僧兵を動員し寺院の一部を要塞化。その要塞部分が敏満寺城跡らしい。現地の説明板には「敏満寺遺跡」とあったがここでは「敏満寺城跡」とする。立派な土塁と空堀跡もあったし。
敏満寺城といえば多賀 SA 内にあり、車でしか行けなそうだが徒歩でも行ける。駅近物件でもあったので、多賀大社参拝後に訪問した。
高速道路西側の分岐。この坂を上って進めば多賀 SA に徒歩で入ることができる。
ちょっと進むと標柱。「多賀SAを経て胡弓神社」とある。多賀SAに行けるのは間違いなさそうだ。
分岐から4,5分歩いて多賀 SA 入口到着。車の止まっている坂道は空堀跡で、空堀背後の平場は曲輪なのだが、なぜかその曲輪は撮影していなかった。なぜだ…。
坂道を上ると SA に無事侵入。ほかの人は車で来ているから荷物は車の中。バックパック背負っているのは私程度でありかなり場違い。さらにカメラぶら下げてあちこち撮影なんかもしている。事情を知らなければかなり怪しい。
坂道を登り切って南側に喫煙所がある。その喫煙所の脇に説明板があるのだが、これが実に読みにくい。この手の説明板と反射系説明板は読みづらさ上位に入る。
その説明板から登ってきた坂道、すなわち空堀跡が見える。高速道路使わない人用の駐車場ともなっている。坂道は駐車場ではないが満車だったのだろう。
敏満寺城の曲輪。現在は公園化されているのでこんな感じで人が多かった。右手に見えるのが土塁である。
曲輪はおおざっぱにいうと三角形で。北を頂点とすると頂点に櫓台があり、その櫓台から南東に向かって土塁が伸びている。その土塁の写真。
頂点の櫓台が見たかったが柵によって阻まれて確認できず。
三角形の底辺にある土塁兼櫓台。空堀跡の北になる。
多賀 SA の施設も普通に使えるので食事、買い物、休憩などもできるので割とよい城跡である。
敏満寺城徒歩入り口位置
敏満寺城位置