
2017/10/某日訪問
三階建てに見えるから三階城だそうな。安房城ともいうようだ。
要害城から谷津を挟んで南側に位置する。直線距離は近いのだが、要害城の斜面を下れなかったので、道沿いに迂回して訪問。結構な距離を歩かされた。
入口に説明版あり。
説明版拡大。高野城の座標が載っていたので後で寄ることにした。説明版のある階層は当時は湿地だったろうから、ここはゼロ階となるだろうか。
マムシ注意の看板はよくあるが、写真つきは珍しい。
縄張り内に入り道なりに進むと1階部分に出る。上の曲輪が2階だ。2階の曲輪を取り囲むように堀底道と曲輪が形成されている。堀底道を曲輪から撮影。
北側を見ると木々の隙間から要害城が見えた。
1階から2階への虎口。
2階へは進まずそのまま堀底道を進む。方角でいうと東南にあたる。この辺りからは下草があまり刈られていない。
湧水ポイントがあるのだが、そのあたりは草が踏み固められている。直接泥濘よりはかなりよい。
途中進行方向左手に草に埋もれた堀。
堀底道を進む。
堀底道左手、方角でいうと南側の平場に登ると土塁と虎口っぽいものが見えた。『改訂版 図説 茨城の城郭』の図面で言えば未調査部分に当たる。素人なので遺構かどうかは判断できない。
この平場から堀を挟んで対面の曲輪を見たところ。反対側の1階部分。
ここで引き返して1階から2階へ。2階の虎口の内側からの写真だが2か所ある虎口のどっちは忘れてしまった。
2階の腰曲輪南側。通路以外は藪。基本この城跡は南側が草多め。
1周しようと思ったら倒木で塞がれた。
倒木を迂回して3階への虎口。
そして3階。すなわち主郭。主郭にテーブルがあるのはレア。椅子はない。
主郭を取り囲む低めの土塁。
そして下山。
隣の要害城に比べたら整備されているし比高も低いので見学しやすい城跡である。
参考文献: 『改訂版 図説 茨城の城郭』
三階城位置
三階城入り口(おおよそ)