
2017/05/某日訪問。
ほとんどネットに情報のない愛媛の須保木城。苞木(すぼき)という集落にあるので「すぼきじょう」と読むだろうか。訪問前にネットで検索した感じでは地元の方が定期的に草刈りをして整備している模様。ということは見学可能だろうということで座標を頼りに訪問した。
苞木集落の裏山にある。どこの路地から入るのがよさそうか検討して写真の場所とした。ダイドーの自販機がある。
自販機を目印とすると撤去されると不明になってしまうので電柱の写真も撮っておいた。「常竹 25」という電柱が目印だ。
集落の端までくると右に曲がった上り道がある。
舗装路は終わり、土の道となる。道を進むと写真のような分かれ道なっているのだが、最初は左の道(〇)に気づかず右(×)に行って失敗。左の草ボーボーの坂道を上るのが正解。当時は正解の道は視界に入っていたが草ボーボーだったので「この道ではない」という意識が働いたと思われる。
ちなみに右の道を進むと竹林。しかも城跡っぽい雰囲気を醸し出す竹林だったので正解だと思い込んでしまった。
竹林を進んでいけばいずれたどり着くかな、と思ったが猛烈な藪登場。方角はあっているっぽいので藪漕ぎしていると北のほうに藪がなくなっている、または藪の背が低い場所があることに気づいた。
藪を突破すると草ボーボーであるが藪よりはましは道に出た。
道を進むと「須保木城跡」と書かれた看板のある平場に到着。看板はあるが説明板の類はなし。木々も伐採されて海が見える。海が見えるようにしたため草ボーボーになってしまったとも言えるが。
その海の景色。島は鹿島城のある鹿島と思われる。
須保木城跡の看板のある平場。結局遺構っぽいのはこの平場だけだった。
とはいえ訪問当時はほかにも遺構があるかもしれん、と思い山頂を目指す。看板のあった平場は山頂ではなかったからだ。
そして山頂付近。自然地形に見えた。
周囲になにかないか、とうろうろしたところ堀切っぽい箇所発見。
堀切っぽい地形から導線が見えたのでたどってみたところ、これは堀切ではなく堀底道だな、と判断。導線の先に段築上の道が現れたからだ。段築も土塁かと思ったが土塁を作るなら尾根の端だろう。端というより尾根の真ん中よりだったので段築、道だと判断した。
それ以上奥に進んでも収穫なしだと思い下山。草ボーボーの道を下っているとさきほど間違えたというより気づかなかった分岐に出た、というわけである。
最後に城跡遠景。写真中央辺りが須保木城跡だと思うが自信はない。
須保木城位置
須保木城跡入り口位置
この辺りで舗装路は終わり土の道となる。道を進むと、私が気づかなかった分岐が現れるのでそこを左に上る。